Surume Note(するめのーと)

言語聴覚士による本、イラスト、ご飯などに関する雑記ブログです。

平日は眠れるのに、休日にうまく眠れない人はいますか!眠れない理由と眠るための行動パターン

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こんにちは🦑

 

みなさん睡眠はしっかりとっていますか。

私、するめ ことは寝るのが大好きで夜眠るために昼頑張ってるようなものです。

冗談のように聞こえますが、夜によく眠るためには『昼間、何をしたか?』が結構重要なポイントなんですよね。

今回読んで貰いたいのはイカのような人↓

・不眠症とまではいかないけどたまに眠れなくなる人

・平日は眠れるのに休日は眠れなくなる人

・良質な眠りを得るための生活方法を知りたい人。

 

今日はそんな睡眠のお話を書いていきます。

よければ続きから🦑↓

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『ふぁ~眠い。昨日眠れなかったから仕事がつらいな…』

と感じたことのある人は多いと思います。

寝ぼけまなこを擦りながら働くのも人生人生ガッハッハ!と言いたいところですが、前日の夜に『眠れなかった』という体験は愉快なものではなかった、と思われます。

 

さて、『眠れなかった』原因を同定することは非常に難しいと思っています。心因的なものになると千差万別であり、カウンセリングなどの処置が必要な場合があります。

なので今回は『不眠とまではいかないけど、たまに寝つきが悪い…』というような緩い睡眠障害の人に役立つ話をしたいと思います。

 

頭が働きすぎてて眠れない人へ

布団に入っても、頭がフル稼働してて眠れる気配がない…という経験を持つ方は多いでしょう。それは特に頭が良いからではないのです。 

脳が入力された情報を処理しきれていない状態によるオーバーヒートと言っていいでしょう。

その状態とは「脳内の思考がシャットダウン」しない暴走状態だ。パソコンに例えるなら、日中に立ち上げたいくつものアプリケーション=思考がずっとバックグラウンドで動き続けていて、OSをシャットダウン(=入眠)しようにもなかなか終了してくれない状態。 

 脳梗塞の後遺症と闘う記者、『鈴木大介』先生著の『脳は回復する』から抜粋させて頂きました。筆者は夜間特にわけもなくパニックになる、泣き出してしまうなどの症状に苦しめられていました。

筆者はその理由を自分の手帳から『今日は沢山情報が入った日だから、眠れなくなったのでは?』と推測しました。何の予定もない日はよく眠れていることから、その推測は当たっているようでした。

 

ー もっとも、筆者は脳のキャパシティー(受け入れられる量)が健康な人よりもダウンしているため『お客が来た』『外出した』などのことでも相当の疲労を感じていたようです。ー

 

私達も日々様々な情報に触れており、それを脳で処理しきれないのも当然かと思われます。嘘か誠か、現代人の1日で得られる情報は江戸時代の1年分と言われているようです。

特に休みの日は新しいお店に行って、新しい映画を見て、新しいチャレンジをして…という行動派な人はたった一日の休みでも、普段通いなれた学校や職場での行動と比較して情報量の差は段違いです。平日と休日の情報量には大きく差があるのです。

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なので私も眠れないときは『あー今日は色々あったからかなあ』なんてことを思い出しながら、布団でグデグデするのですが…その時間がもったいない!

 

無駄な時間を過ごすことの内容に、ここからは脳をゆっくりシャットダウンするお話を書いていきます🦑

 

①ゆっくりと寝る準備をする

寝る一時間前はスマホやパソコンを見てはいけない、などと言いません。

重要なのは脳で立ち上がっているアプリケーションを落として、シャットダウン(眠る)すること。

布団でスマホを見ながらぼーっとする時間も脳の電源を徐々に落としていく行為と考えれば、スマホを眺めて寝落ちというのもありかもしれません。

しかし強い光が網膜に入ると脳の覚醒を促すため、明かりは暗く設定するのも良いと思います。

 

しかしやはり紙媒体の小説などの方がおススメかなあとは思います。スマホは色々な情報に浮気しやすいという弱点もあります。

脳のアプリケーションを『今読んでいる本』だけに集中させれば、他のアプリは自動的に落ちていき、少しずつ脳のシャットダウンに繋がります。

 

②明日の予定や考えていることを書きだす

明日のことが気になる、緊張する仕事がある…という日の前日も眠れませんよね。

脳が気を利かせて明日のシミュレーションをしてくれている分けです(余計なことを…

そういう理由で眠れない場合は、紙やノートに気になることを書きだしましょう

不安なら不安、楽しみなら楽しみという感情も記入すると良いと思います。

書きだすことで、『私は未来のことについてこう考えました』『こういう感情を抱いています』と脳に示すわけですね。

そうすることで、脳の未来のことについて考えるアプリを閉じることが出来ます。

脳ってめんどくさいですね

 

③寝れないなら諦める

最後に。布団の中でうごめいていても眠れません。とりあえず諦めましょう。その状態で眠りに入るのと、電気をつけて寝る準備をもう一度し直してから眠る。睡眠時間は変わりません。

 

以上が眠れない理由、眠れない時と眠るための行動パターンです。

不眠はつらいですが、やみくもに寝ようとせず、ゆっくり休むんだという気持ちで夜を過ごしましょう。寝ることがプレッシャーにならず、楽しめる時間になるといいなあと思っています🦑

 

ではでは🦑

 

↓引用させて頂いた本。『脳は回復する』。脳梗塞を負った患者さんのリアルな声が聴ける名著です。おススメ。

脳は回復する  高次脳機能障害からの脱出 (新潮新書)