Surume Note(するめのーと)

言語聴覚士による本、イラスト、ご飯などに関する雑記ブログです。

本1冊で完結する読書法!自分だけの索引メモを作って本の内容を記憶にとどめよう。

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こんにちは🦑

最近はまたボチボチと空き時間に本を読む時間が増えてきました。(ボーボボじゃないです)

今回は読んだ本の1,2ページ目、白紙の部分に『自分だけの索引を作って復習しやすくしちゃおうぜ』という内容です。

別紙もノートも必要ありません。

これをすることで次に索引を見ただけで、本の内容がパっと思い出せます。

 

実際に自分が作成したものがこれです。

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見づらいと思いますが、『本で重要なこと』+『ページ数』が書かれています。

なぜこんな本好きに怒られそうなメモを取ろうかと思った理由とか、実際の効果は続きから🦑

なぜ読んだ本の内容を忘れてしまうのか

記憶力の実験で有名な『エビングハウスの忘却曲線』は、人が意味のない単語をどれくらいの期間覚えていられるか、を示しています。

それによると

・20分後には42%

1時間後には56%

・9時間後には64%のことを忘れてしまうことが示されています。

 

するめの言語聴覚士の仕事でも記憶力の訓練はよく行うのですが、脳の萎縮や損傷を負った人にはかなりハードルが高いことをさせていることが分かります。

訓練や検査だけのために絵カードや数字を「覚えて下さい!」と言っても難しい…。

 

では健常者なら、『本人にとって関心の高いことならば』覚えていられるのでは?

しかし、関心の高いことは生活の中で常に上書きされてしまうので、(『今日こそガス代振りこまなきゃ!』なども関心の高いことに含まれます)

自分の生活やエピソードに関わる、有益なことしか頭に残らないことが多いのです。

 

なのでもし緊急じゃなくても覚えておきたいこと、『趣味やいつか生活や仕事で活かせそうなこと』を本で学んだら復習することが大事です。

 

すぐに復習できるような仕組みを作る

復習は本を取った際にすぐに必要な情報を拾えるのが望ましいと考えます。

そこで瀬木比呂志さん著の『究極の独学術』に書かれていた本の1,2ページ目の何も書かれていないページに自分だけの索引を作ることを試してみました。

 先生のメモは決して丁寧に書かれているわけでなく、本当に単語一言+ページ数のみといった感じです。

それでもそのメモを見れば、その単語から自身の言葉で本の内容を説明出来るようです。

自分の場合は思い出せる自信がないため、もう少し長い内容でメモしていますが、

見返した時にスルスルと以前読んだ記憶が呼び起こされます。

 

ノートに重要な個所をまとめるのも大切ですが、それ以前の段階。本を読んですぐに大切なことを本の1ページ目に書く。これだけでも普通に読むより記憶に残りやすいことが分かってきました。

一番のメリットはざっとそのページを見返すだけで重要と感じた個所が思い出されることです。詳しく見返したい時はメモしたページに飛べばOK。

 

まとめとして

本はなるべく綺麗に使いたい…という気持ちの人もいると思いますが、自分は本を使いやすくカスタマイズすることで100%だったの内容の本が120%になると考えています。

 

『本を読んでもすぐ内容を忘れちゃうんだよなあ』と感じている人はぜひ試してみてください!

 

ではでは🦑